桂林はどんよりとした曇り。「雨の桂林」は見られませんでしたが、水墨画の風景そのままの霞んだ山々が静かに流れる漓江をはさんで聳え立っています。
川岸では洗濯物をしたり、魚釣りをしたりする人々がいて、地元の人々の生活が垣間見られます。
水際には、のんびりと水草を食む水牛の親子、水浴びを楽しむ飼い山羊、水鳥たちを見ることができ、長閑な田舎の風景が広がっています。
漓江下りのクルーズは、約四時間半、60キロ程の距離をゆっくりと下っていきます。出発して2時間半ほどして美しい景色の興奮が少し収まったころ、昼食が用意されます。桂林の地元料理は少しくせがあり、食材も変わったものが結構あります。そのうちのひとつ、烏骨鶏(ウコッケイ)の炒めものがこれです。正直言ってくさくてたべれませんが、烏骨鶏と言えばその卵ですら貴重とされる程ですから、その肉が食べられるのは贅沢なのかもしれません。
桂 林 山 水 甲 天 下、 陽 朔 堪 稱 甲 桂 林
写真説明
(一段目左から右へ):
漓江下りの景色、同左、同左、漓江の水上バス、桂林最大の鍾乳洞蘆笛岩(ろてきがん)にある水晶宮、漓江の水牛
(二段目左から右へ):
桂林市外(遠くに桂林の山々を望む)、漓江岸の水牛、蛇酒、畳彩山頂上からの景色、烏骨鶏の炒め物
漓江沿いに聳える浪石の奇景
漓江下りの地図